『読書・運動・オンライン会議もOK 都が新コンセプトの宿泊療養施設』へのユーザーの意見まとめ
【写真】宿泊療養施設には軽い運動ができるエリアもある=2022年1月23日、東京都千代田区、川村直子撮影
施設は、もともと東京五輪・パラリンピックの関連施設だった「東京スポーツスクエア」(千代田区)を利用。部屋をパーティションで区切ってテレビやデスクを設置し、共用スペースには大型テレビや電子書籍のコーナーがあり、電話やテレビ会議の利用を想定したボックス型の防音スペースも用意した。警備用のロボットを巡回させ、日中は医師が滞在し、看護師も常駐する。
都は現在、軽症・無症状者向けにホテルなど4760室を宿泊療養施設として稼働させ、約2700人が利用している。感染が急拡大する一方で、ホテルへの入所を敬遠する人が相次ぎ、自宅療養者は2万4千人に達している。
23日に施設を視察した小池百合子知事は「いろんな工夫を凝らし、安心していただけるスペースを確保していく一つのモデルだ」と施設をアピールし、「ご家庭の子供さんや高齢者にうつす可能性がある方々にはぜひ自ら(家族と)距離を置いてほしい」と利用を呼びかけた。2月上旬には、東京都立川市内にも同様の施設を開設し、約650床分を追加するという。(関口佳代子、釆沢嘉高)朝日新聞社