『星野伊佐夫・新潟県議「泉田さんの自作」…裏金騒動で泉田裕彦氏の公開音声データに反論』への皆さんの反応まとめ
「ツイッターで彼が訴えた裏金の話。ここの一点は、はっきりと全く関係のない、作り話、作文である」。この日、県庁内で会見した星野県議は、半ばあきれたような口調で語った。「ここまで言わざるを得ないことが悲しい」と裏金騒動を嘆いた。泉田氏に対する法的措置については、支援者らからの声も踏まえて対応する考えを示した。
衆院選前の9月4日午前9時ごろ、星野氏は自身の自宅で泉田氏と2人だけで会った。この日、泉田氏が公開した音声データによると、星野氏とされる男性は泉田氏の選挙情勢が不利とした上で「このままで行ったら、比例ひっかからないんだから、ダメだね。しくじって、やられるのはあんたと俺なんだ。誰でもない」と発言。裏金の要求を泉田氏が「寄付行為ができない」と拒否すると、「言葉のアヤ」と語気を強めた。「とにかく、必要経費を早くまこう」と迫り「2000万や3000万出すのにもったいなかったら、人生終わるよ? 早くしないと悔いが残る」などと続いている。
会談の中で出た「2~3000万円」の趣旨について、星野氏は「必要経費で、政党経費。政治活動費。表の金だ」と説明。「裏金という文言、これだけは許せない」と怒りをあらわにした。泉田氏の音声データは、意図的に重要な部分が抜いてあるとも指摘。泉田氏の裏金告発は別の意図があるとしたが、詳細は「言えない」と口をつぐんだ。
泉田氏は星野氏が裏金を要求する際、右手の親指と人さし指で輪を作り、大仏のようなポーズで手帳を差し出し「(金を)お願いします」と言った、と主張している。だが、星野氏は「私は(普段から)手帳を持っていない。ウソだ」と反論した。
泉田氏も3日夜、長岡市で報道陣の取材に応じ、星野氏からお金の話を秘書に知らせないよう迫られたと説明した上で「会計責任者である秘書が知らないお金は政治資金収支報告書に載らない」と述べ、星野氏に裏金の認識があったとの見解を示した。
泉田氏は10月の衆院選で新潟5区から出馬し敗れ、比例復活した。報知新聞社