囲碁の仲邑菫二段が最年少でタイトル戦へ 4月に三番勝負
5つある女流タイトルのうち4つを保持し、5連覇を目指す藤沢里菜女流名人(23)とのシリーズは4月14日に開幕する。第1局時点で13歳1カ月の仲邑二段は、平成26年に藤沢が女流本因坊戦に挑戦した際の16歳0カ月を上回り史上最年少でのタイトル挑戦。
仲邑二段はリーグ最終戦を終えた24日に、「まさかこんなに勝てるとは思っていなかった。実力以上の結果」と話していた。
31年に、将来性が認められる小学生を対象に新設された日本棋院の「英才特別採用」枠で、史上最年少の10歳0カ月でプロ入りした仲邑二段は着実に力を付けた。3年目の昨年は43勝18敗で、日本棋院所属3位の勝利数をあげていた。
予選を勝ち抜き今期の女流名人戦リーグに進んだ仲邑二段は、女性最多のタイトル獲得27期をほこる謝七段を破ったほか、現役タイトル保持者の上野女流棋聖にプロ4戦目で初めて勝った。