石原慎太郎さん未発表作、掲載へ 昨年執筆か、文芸誌「新潮」で 2021-12-22 2月に死去した作家で元東京都知事の石原慎太郎さんが、未発表の小説を残していたことが4日分かった。「遠い夢」と題し、主人公が初恋の女性との思い出を語る短編で、1956年に芥川賞を受けた代表作「太陽の季節」を思わせる場面も。7日発売の文芸誌「新潮」4月号に掲載される。 新潮社によると、昨年10月末に担当編集者へ原稿が届いた。石原さんが以前から患っていたがんが再発した時期に当たり、担当編集者は「初恋を題材にするのは石原さんの作品では珍しい。『太陽の季節』との類似も興味深い」と話している。