【Japan Data】2022年の映画興行収入、前年比30%増の2130億円:コロナ禍を経て回復基調
映画配給大手でつくる日本映画製作者連盟の発表によると、2022年の興行収入は、2131億1100万円。前年と比べて31.6%増え、2000年以降でコロナ禍前に最高だった19年(2612億円)の8割程度の水準まで回復した。
入場者数は、同32.4%増の1億5200万人、利用者1人当たりの平均入場料金はほぼ横ばいの1402円だった。
興行収入の内訳をみると、邦画は同14.2%増の1465億7900万円。アニメ映画が好調で、東映の『ONE PIECE FILM RED』(8月公開)が197億円、東宝の『劇場版 呪術廻戦0』(21年12月公開)が138億円、東宝の『すずめの戸締まり』(11月公開)が131億5000万円と、史上初めて邦画で100億円超えの作品が3本出た。
洋画は同98.3%増の665億3200万円と、大幅に伸びた。収入トップは『トップガン マーヴェリック』(5月公開、東和ピクチャーズ)の135億7000万円だった。
邦画洋画を合わせた年間の公開本数は1143本と、前年より184本増えた。スクリーン数は前年より14減の3634スクリーンだった。
【洋画】
順位 作品 興行収入
1 ONE PIECE FILM RED 197億円
2 劇場版 呪術廻戦0 138億円
3 すずめの戸締まり 131億5000万円
4 名探偵コナン ハロウィンの花嫁 97億8000万円
5 キングダム2 遥かなる大地へ 51億6000万円
【洋画】
順位 作品 興行収入
1 トップガン マーヴェリック 135億7000万円
2 ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 63億2000万円
3 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 46億円
4 ミニオンズ フィーバー 44億4000万円
5 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 42億5000万円
(日本映画製作者連盟調べ)