マクロス放映40周年 精巧な模型を楽しんで 兵庫・手塚記念館
「マクロス」は1982年にテレビアニメがスタート。シリーズ化されるとともに、劇場アニメやオリジナルビデオアニメも製作・公開されてきた。宇宙空間を舞台に、戦闘機や戦艦から変形するロボットの活躍を描き、歌を重要なテーマに設定したストーリー展開などで現在も衰えない人気をもつ。
会場では、シリーズに登場する宇宙戦艦「SDF-1マクロス」の模型(全長約70センチ)を展示。最新の制御技術を使って、ロボットに変形していく過程が再現される。また、シリーズ歴代の可変戦闘機約50機が、60分の1の大きさの精巧な模型で並ぶ。このほか、シリーズの各タイトルの資料やイラストなどをパネル展示している。
手塚治虫はアニメでも大きな足跡を残し、記念館ではこれまでも名作アニメを取り上げた企画展を開催してきた。会場を訪れた市の観光大使「リボンの騎士サファイア」の御手洗菜々さんは「マクロスは友人にも熱心なファンがいる。その世界がイラストの二次元だけでなく模型などの三次元でも詳しく紹介され、時間を忘れるほどです」と話した。
また、「マクロス」展とコラボして、記念館周辺の飲食店7店が「グルメマクロス」と名付けたスイーツや定食などの特別メニューを提供している。
企画展は10月24日まで。入館は午前9時半~午後4時半。水曜休館(8月中は開館)。問い合わせは市立手塚治虫記念館(0797・81・2970)。【土居和弘】