「西陣織の帯」で愛らしさやモダンさをオン!品格ある帯で魅せる秋の着物コーデ
帯のなかでも、留袖や訪問着など染めのドレッシーな着物に合わせる先染め織物の袋帯は、日本最大の織物産地、京都の西陣で制作されるものがほとんどです。西陣の呼称は応仁の乱に由来し、この付近で織られるものが西陣織と呼ばれるようになったといいます。長い歴史に培われた高度で多様なその技術から、フォーマルなものからカジュアルなタイプまで多種多様で魅力的な帯が生み出されています。
ここでは、着姿がワンランクアップする西陣織の帯合わせをメインにしたコーディネートをご紹介します。
撮影=水田 学(NOSTY) ヘア&メイク=光倉カオル(ダイナミック) 着付け=小田洋子 モデル=atsuko 細谷理紗 撮影協力=リナストアズ表参道 ヨックモックミュージアム 『美しいキモノ』2022年秋号より
柔らかな鳥の子色の地にお化粧品やかんざしなどの愛らしい身支度の道具を散らした小紋。具象柄を表した着物を引き立てる段模様の織りなごや帯を合わせてきものらしい和のイメージを感じる着こなしにまとめました。帯〆と帯あげでこっくりとした赤を差し、リングでも赤を添えて。紅葉を思わせる赤で秋らしさを演出して。
着物(塚本呉服店 tel.075-221-6610) 制作(野口 tel.075-211-3551) 帯(フクオカ機業 tel.075-441-0235) 帯〆(渡敬 tel.075-221-1708) 帯あげ(絞彩苑種田 tel.0120-009-331)リング/396,000円(ポメラート/ポメラート クライアントサービス tel.0120-926-035)
グラフィカルに葉が連なる織りなごや帯。染織の聖地・西陣では驚くほどバリエーション豊かな帯が日々織り上げられています。落ち着きのある水色に、刺繡で雪の結晶のような飛び柄をあしらった小紋に合わせて、すっきり都会的なコーディネートに。淡いグリーンの帯〆、ピンクの帯あげを選び他の色を添えて、可愛らしさを加えました。
着物(銀座もとじ和染 tel.03-3535-3888) 帯(銀座もとじ和織 tel.03-3538-7878) 帯〆(龍工房 tel.03-3664-2031) 帯あげ(みふじ/加藤萬 tel.03-3661-7747) バッグ/181,500円(セラピアン/リシュモン ジャパン セラピアン tel.03-4461-8340) ピアス/539,000円 リング/418,000円(ともにポメラート/ポメラート クライアントサービス tel.0120-926-035)