心の傷と向き合う、美術家 浦丸真太郎の個展「縫合」が神保町で開催
1993年生まれの浦丸は、幼少期に叔父から性虐待を受けた。現在はその経験を軸に、詩や写真、絵画、パフォーマンスなど様々な作品制作を行っている。2018年にグループ展「オソレの品種改良」で東浩紀賞、2019年にグループ展「ホーム・ランド」で岩渕貞哉賞を受賞し、今年5月にはグループ展「他者の目を気にして漂流する」をターナーギャラリーで実施した。
今回の個展では、自身の虐待体験による傷だけでなく、傷を抱えて生きる人達の痛んで止まない傷に着目。個展を通し、過去の自分の思いを紡ぐように祈りを込めて「縫合」を行うという。