【新連載】コカコーラの瓶をドライバーに⁉︎ 規格外すぎた少年漫画『プロゴルファー猿』
その才能に目をつけた覆面の怪人が「ミスターX」。彼は猿を傘下に入れようと、次々と「影のプロゴルファー」を送り込んでくるが、猿はそれを撃破。アマチュアの大会でも優勝し、やがて本物のプロゴルファーを目指していく。
猿が使うクラブは、木を引っこ抜いて作った「手作りのドライバー」だった。
形状だけならドライバーそっくりのものを作ることは可能だろうが、それでボールを打って200メートルも飛ばせるわけがない。
ほかにブルース・リーをモデルにした「竜」が使う「ヌンチャク・ドライバー」などもあったが、もっとも無理があったクラブは米国から来日したジェロニモの「コカコーラの瓶」だろう。
普通に中身も入っていたところを見ると、特殊な加工をした瓶とも思えない。これでまともに飛ぶはずがないし、そもそも硬いゴルフボールを強打した時点で割れてしまうのではないだろうか。考えてみればミスターX率いる「影のプロゴルファー」も存在意義がよくわからず、いかにも昭和の少年マンガだ。