紫式部が父と1年半住んだ「越前国府」はどこ?…有力地で市が発掘調査へ、市長「今回こそたどり着ければ」
旧武生市史などによると、越前国府は708年から1100年代まで、越前市内の約800平方メートル四方の範囲にあったとされる。多くの研究者が所在地を推定。市は1997年度以降、計4回発掘調査を行ったが、遺構などは見つかっておらず、正確な位置もわかっていない。今年度の調査は本興寺の境内のうち約100平方メートルで実施する。
山田賢一市長は6月の定例会見で、「発掘には市民も参加するので、楽しみながら作業を進め、ふるさとへの愛着を深めてもらいたい。国府の位置はこれという決め手が見つかっていないので、今回こそたどり着ければ」と期待した。