発見50年振り返る特別展、奈良 高松塚壁画、社会現象にも 2022-11-07 国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)の発見から50年を記念した特別展が、奈良文化財研究所飛鳥資料館(同村)で開かれている。12月18日まで。日本画家の故前田青邨監修の壁画模写や出土品など105点を展示。発見当時の新聞記事や発行総数が異例の1億枚を超えた記念切手も見られ、社会現象にもなった壁画の歴史を振り返ることができる。 高松塚壁画は、1972年3月21日に発見。中でも女子群像は「飛鳥美人」とも呼ばれ、考古学ブームの立役者となった。展示では、発見直後に京都市の老舗「便利堂」が撮影した写真を使った実寸大の複製壁画などを見ることができる。