フィギュア羽生人気に乗じ、ネットに地元紙の出品多数
羽生は仙台市出身。2011年の東日本大震災では練習中に被災し、その後、被災者支援にも積極的に取り組み、地元紙「河北新報」はその姿を追い続けてきた。20日朝刊は1面トップ記事で「羽生 プロ転向」と大展開し、「東北背負い戦った勝負師」とたたえている。
国内外にファンが多いだけに、フリマアプリ「メルカリ」には羽生のプロ転向を報じる同紙朝刊が多数出品された。20日午後3時時点で、他紙とのセット販売も含めると、その数200以上。同紙朝刊は1部150円だが、「1部888円」「10部7500円」などで落札されていた。
これに河北新報記者が反応。高額取引されるメルカリのスクリーンショットをツイッターでアップし、「フリマアプリじゃなくて!」と書き込み。同社では「1世帯5部まで」と上限を設け、定価販売を続けており、高額転売について「ネットでの転売等は想定していませんでした。発行本社として朝から多くの購入希望が寄せられております。羽生選手の人気と、記事への関心の高さを、改めて認識しております」(総務部)とコメントしている。