呉、府中、尾道…広島県の「ご当地お好み焼き」マンホール蓋でも楽しんで
県内では地域によって食材や焼き方が異なり、府中市の「府中焼き」は豚バラの代わりに牛や豚のひき肉を使い、尾道市の「尾道焼き」は砂肝とイカ天を入れるのが特徴。オタフクHDは多様なお好み焼きをアピールしようと、県観光連盟と連携し、協力してくれる自治体を募集した。
その結果、広島市や呉市、熊野町など8市2町が参加。尾道市は2種類を採用し、計11種類の蓋をデザイン。9月には、新たに生まれる安芸高田市の「あきたかた焼き」の蓋も加わる予定。
これまで完成した蓋は、広島市内のホテルでお披露目。友鉄工業の友広和照社長は「デザインは本当に複雑で細かく、何度も塗り直すなど非常に難しかった。広島のお好み焼き文化が全国、そして世界へ広がっていくよう、足元から応援したい」と力を込めた。
10市町のうち、三次市では21日、唐辛子麺と辛口ソースで味わう「三次 唐麺焼からめんやき 」をあしらった蓋のお披露目会があった。
オタフクHDの佐々木茂喜社長と福岡誠志市長らが蓋を除幕。佐々木社長は「マンホールを巡って、ご当地のお好み焼きを食べ、観光も楽しんでほしい」といい、福岡市長は「ソウルフードとして愛され続けてほしい」と話した。