磯崎新が91歳で逝去。建築史に大きな足跡残す
磯崎は1931年大分県生まれ。54年に東京大学工学部建築学科を卒業し、丹下健三の指導のもとで建築家としてのキャリアをスタートさせた。63年には建築事務所「Arata
Isozaki &
Associates」を設立し、約60年にわたってアジアやヨーロッパ、北アメリカ、中東、オーストラリアなど、世界各地で100以上の作品を手がけた。
重要作としては、北九州市立美術館(1972~74、福岡)、水戸芸術館(1986~90、茨城)、アリアンツタワー(2003~14、ミラノ)、カタール国立コンベンションセンター(2004~11、ドーハ)、上海シンフォニーホール(2008~14、上海)などが挙げられる。
また磯崎は2019年、「建築のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞を受賞。丹下健三や槇文彦、安藤忠雄、妹島和世+西沢立衛、伊東豊雄、坂茂に続き、8人目の日本人受賞者となった。