デヴィッド・リンチがペースに所属。個展「Big Bongo Night」がニューヨークで開催へ
『エレファント・マン』や『ブルーベルベット』、『マルホランド・ドライブ』などの長編映画で知られているリンチ。画家としてのキャリアも半世紀に及んでおり、絵画やドローイングだけでなく、写真や版画、彫刻、音楽など、様々な分野にまたがる作品を制作してきた。
ペース・ギャラリーへの所属により、同ギャラリーは11月4日~12月17日にニューヨークの本社でリンチの個展を開催。「Big Bongo
Night」と題された本展では、リンチによる紙作品、絵画、ミクストメディアの彫刻などが展示され、その独特な視覚芸術の実践に光を当てる。
今回のリプレゼンテーションについてペース・ギャラリーの社長兼CEOであるマーク・グリムシャーは、声明文で次のように語っている。
「現在もっとも影響力のある革新的なアーティストのひとりであるデヴィッド・リンチは、過去50年にわたり、視覚文化に忘れがたい足跡を残してきた。彼の映画制作は、1960年代の美術学校での画家としての探求に端を発しており、メディアを超えた対話は、彼の作品にとって重要なものであり続けている。私たちは、このエキサイティングな新しい関係の一環として、デヴィッドの作品をサポートし、彼の膨大なビジュアル・アートの実践の別の側面を、世界中の観客と共有することを楽しみにしている」。