大和政権とつながる龍の文様発見 愛知で発掘の大刀、4例目 2022-03-15 愛知大綜合郷土研究所と豊橋市教育委員会は15日、同市内の6世紀後半の「寺西1号墳」から1965年に発掘された大刀の本体に「銀象嵌」という特殊な手法による龍の文様が見つかったと発表した。国内4例目。同様の大刀は、大和政権で作られ、格の高い人物に与えられたとされる。古墳に埋葬された人物が大和政権と深いつながりがあったことを示しているという。 愛知大などによると、大刀の現存する部分の長さは約94センチ。表面を彫り込み銀線を埋め込む銀象嵌の手法で、細長い線に毛のような短い線を組み合わせた約15センチの龍が表現されていた。他に魚や花の文様もあった。