パリ〈レストラン メゾン〉の味を自宅でも。渥美創太シェフのこだわりが詰まったキャラメルが発売。
〈ヴィヴァン・ターブル〉や〈クラウン・バー〉などパリの名店にてシェフを歴任し、フランスのレストランガイド『ル・フーディング』で最優秀ビストロ賞にも輝いた渥美創太。2019年には自身の店〈レストラン メゾン〉をオープンし、今パリで最も注目されているシェフの1人だ。
そんな〈レストラン メゾン〉から、初の試みとなるオンライン販売用のキャラメルが登場。かねてより、自分たちの味や想いを、日本にいる人々と共有できないかと考えていたメゾンのスタッフたち。コロナ禍の中、自宅で多くの時間を過ごす人々の姿を見て、あらためて遠くにいる日本の人々にも〈レストラン メゾン〉の味を届けられる、オンライン販売用の菓子の製作に乗り出した。
ゴーフレットやサブレ、バターサンドなど、スタッフ一同でさまざまなジャンルの菓子にチャレンジする中で、レストランで普段から使用している食材を使って手がけたのがキャラメル。身近な食材を使用したにも関わらず、これまで味わったことのないほどの口どけを実現できたことから、このキャラメルを販売することに決まったのだ。
素材の一つ一つにまでこだわる〈レストラン メゾン〉の哲学は、このキャラメルにも貫かれている。広島の〈サゴタニ牧農〉の新鮮な牛乳を使用し、3日しか鮮度が持たないため全て受注にて生産を行う。砂糖にはきび砂糖をセレクトし、フランス産モミの木のビネガーを隠し味に使うことで、爽やかな酸味と香りが漂うユニークな後味を実現した。口内の熱だけで自然と溶けるほどに繊細な状態に仕上げており、まるで〈レストラン メゾン〉で供されるような鮮度と味わいを楽しめる。
〈TOMETTE〉(フランス語で“テラコッタ”の意味)と名づけられたこのオンライン販売のプロジェクトでは、今後も新たなキャラメルや商品を販売予定。まだ簡単には海外には行けない今、渥美の想いとこだわりが詰まったキャラメルで、〈レストラン メゾン〉の魅力を味わいたい。
2,000円(16枚入)、2,800円(24枚入)。公式サイトのほか、〈レストラン メゾン〉が〈アーツ&サイエンス〉と共同で行うプロジェクト「MAISON with ARTS&SCIENCE」の舞台である〈DOWN THE STAIRS〉でも販売を行っている。