〈ディプティック〉が、パリの職人とコラボ。デコラティブアートが誕生した街へオマージュを捧げる。
『SAINT-GERMAIN AND DECORATIVE ARTS』は、〈ディプティック〉による、デコラティブアートが誕生した、バイタリティーあふれるパリの地へのオマージュとなる。
〈ディプティック〉は、1961年、3人のアーティスト、テキスタイルデザイナーのクリスチャン・モンタル=ゴトロ、画家のデズモンド・ノックス=リット、舞台美術家のイヴ・クエロンによってパリのサン・ジェルマン大通り34番地で創業したフレグランスメゾンだ。創業当初は、デザインしたテキスタイルや旅好きの3人が旅先で蒐集した珍しいものを販売するブティックだったが、1963年には、独特の飾り文字で装飾された楕円形のラベルが印象的な、フレグランスレパートリーの起点となる、初のオリジナルフレグランスキャンドルを発売。現在は、そのフレグランスキャンドルやオードトワレを中心としたホームコレクションのほか、ボディケアアイテムも扱っている。
一方、アーティストの美的ビジョンと、職人の類まれなノウハウの調和から誕生したのが、デコラティブアートだ。こうしたオブジェや家具、壁紙は、単に機能的なだけのものではなく、フォルムや色彩、そして素材の持つ夢のような美しさと共に、室内に魅力的な息吹を吹き込む。
今回、お目見えする『SAINT-GERMAIN AND DECORATIVE ARTS』は、パリ在住の、3人のアート職人とのコラボレーションによって完成したコレクションだ。
セラミック作品を得意とするソレンヌ・ベロワールは、自然や都会的なモチーフにインスピレーションを受け、一風変わった斬新なフォルムを持つ、5種類のセラミック製ペアキャンドルホルダーコレクションを創作した。彼女が手がけたコレクションは、クラック加工とホワイト、サーブル、カーキ、セラドングリーン、グレー、ブラックの6つのオーガニックカラーのバリエーションで登場する。