大阪府立学校で勤務時間外の電話対応を自動音声に 5月から、働き方改革の一環
対象は府立の高校や特別支援学校、中高一貫校。学校によって始業、終業時間が異なるため、自動音声に切り替える時間帯などの運用は各校に任せる。予算や設備面の理由で5月の開始に間に合わない学校については、早期に実施できるよう働きかけるとした。
生徒や保護者にはホームページで周知する予定で、府教育庁の担当者は「地域、保護者、生徒の理解を得られるように取り組んでいきたい」と述べた。
府教育庁によると、目標とする教員1人あたりの時間外勤務時間は年間360時間以内だが、令和3年度は約3割が超過した。長時間勤務を解消するため、時間外の電話対応の自動音声への切り替え▽会議資料や保護者に配布する文書のデジタル化▽学校閉庁日の拡大-など10項目で効率化に取り組む方針。