デ・キリコの大規模個展が10年ぶりに日本で開催 70年分の作品を展示
ジョルジョ・デ・キリコは、20世紀を代表する巨匠の一人。同氏が、1910年頃から描き始めた幻想的な風景や静物によって非日常的な世界を表現する絵画のシリーズ「形而上絵画」は、多くの芸術家や芸術運動のほか、シュルレアリスムやポップアート、現代の最新のデジタルアートにまで影響を与えいている。
同展では、ローマのジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団の協力を受けて国内外から作品を集め、デ・キリコの70年にわたる作品を展示。「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分けて、初期から晩年にかけての画業を紹介する。