『岸田首相、国会論戦で「検討」多発 野党は批判「ぬかにクギだ」』への皆さんの反応まとめ
【写真】高校の卒アルでキリッ 精悍な表情の岸田青年
「コロナ対策も『新しい資本主義』の経済政策も、首相は(答弁が)あいまいで朝令暮改を繰り返し、非常に問題だ」。立憲民主党の泉健太代表は25日の幹部会でそう強調した。日本維新の会の藤田文武幹事長は26日の記者会見で「話を聞く姿勢には共感する」とする一方、「キャッチフレーズが先行して中身がなく、統治能力を疑う。対応の遅れで国民も自治体もしわ寄せを食う」とクギを刺した。
25日の衆院予算委員会では、首相は中小企業への持続化給付金拡充を問われ、「さらなる対策が必要かどうかしっかり考えたい」と答弁。立憲の山井和則衆院議員は「検討、検討で決めない。この危機に必要な、スピードと決断が決定的に欠けている」と反発した。濃厚接触者の待機期間短縮についても、山井氏が「検討と言っている間に事態は逼迫(ひっぱく)している」と迫り、首相が色をなして「問題意識を持って努力を続けてきた」と反論する場面もあった。
共産党の小池晃書記局長は、首相が「あらゆる選択肢を排除せず、さまざまな意見に耳を傾け、これからも検討したい」との答弁を多用していると指摘。「どっちつかずだ。ぬかにクギ、豆腐にかすがい、のれんに腕押しで国民は不安になる」と批判した。【田所柳子、古川宗】