人の出入り「影響小さい」 法隆寺、金堂壁画限定公開 2022-03-11 昨年11月に行った世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)の焼損した金堂壁画の限定公開で「見学者の入室による温度と湿度の変化は小さかった」との測定結果が得られたことが12日、同寺で開かれた法隆寺金堂壁画保存活用委員会(委員長・有賀祥隆東京芸術大客員教授)で報告された。壁画は将来的な一般公開が模索されており、寺は「より多く人が入った場合などのデータも取っていきたい」としている。 限定公開は昨年11月10~21日、寄付者を対象に行われた。寄付は約538万円が集まり、壁画を見学したのは1日当たり37~51人で計481人。