『「意識が飛んで記憶がない」横浜の4人死傷事故、容疑の男が供述』へのユーザーの意見まとめ
【画像】車が突っ込んだ現場 バス停は根元から傾いていた
佐藤容疑者の車は現場近くの信号を通過した後、歩道に進入した。捜査関係者によると、信号の辺りから記憶がなく「気が付いたらバス停と電柱に当たっていた」と供述。車はバス停とその脇の電柱に衝突して止まり、人をはねたことはその後に認識したと説明しているという。
現場は片側1車線の緩やかな右カーブで制限速度は40キロ。捜査関係者によると、付近の防犯カメラ映像から、佐藤容疑者の車の速度は40キロを大きく超えてはいなかったとみられ、ハンドルに突っ伏すなどの異常な様子はなかったという。佐藤容疑者に意識を失う原因となるような病歴はこれまでのところ見つかっておらず、県警が慎重に調べている。
死傷した4人は、バス停付近で道路側を向いて並んでいたところ、横からきた車にはねられたという。
県警によると、佐藤容疑者は都内の内装会社に勤務し、事故当日は、神奈川県鎌倉市の作業現場に向かっていた。県警は29日以降に実況見分を行う。
事故は25日午後2時半ごろ発生。バス停付近にいた4人のうち、45歳と56歳の女性が死亡し、70代の男女が軽傷を負った。亡くなった渋谷幸恵さん(56)の夫は26日、報道陣の取材に「昨日は一睡もできなかった。(容疑者は)許せない」と涙声で話した。(土居恭子、小寺陽一郎、黒田陸離)朝日新聞社