『【巨人】菅野智之、残留決定 FA行使せず「日本一をつかみ取れるように全力を尽くします」』へのみんなの感想まとめ
2022年も菅野が巨人でプレーする。FA権の行使申請期限が7日に迫る中、熟考の末に残留を決断した。スポーツ報知の取材に「来年もジャイアンツでプレーさせていただきます。今年は悔しい思いをしたので、来年リーグ優勝、日本一をつかみ取れるように全力を尽くします」と明かし、東海大相模高、東海大時代を含めて、人生で一度も経験のない日本一への強い思いを示した。
昨オフはポスティングシステムによるメジャー移籍を目指して元日に渡米。日本時間1月8日午前7時の交渉期限ギリギリまで米球団と交渉し、熟考を重ねて残留を決断した。コロナ禍でメジャーのFA移籍市場の動きが例年以上に遅く、難しい状況だった。
「今年は全力で原監督、チームメートと共に日本一奪還を目指します。その先にまだ自分にチャンスがあるのであれば考えていこうと思っています」と話し、帰国後に巨人と単年契約。上原浩治に並ぶ球団最多タイ7度目の開幕投手を務めた。
責任感を胸にシーズン序盤から強い気持ちで腕を振ったが、前半戦にコンディション不良などで4度の登録抹消。東京五輪の代表も辞退した。昨年11月下旬の日本シリーズ終了からオフの自主トレと準備期間が短かったことが調整の難しさにつながった面があった。
シーズントータルの成績は19試合で6勝7敗、防御率3・19だったが、後半戦はチームの先頭に立ってフル回転。9月以降の「中4日、中5日ローテ」に対応し、ラスト7登板で3勝1敗、防御率1・99と安定した投球を続けた。阪神とのCS第1S初戦・阪神戦(甲子園)では7回98球、2安打無失点の熱投で勝利。中4日で臨んだ同最終S第2戦・ヤクルト戦(神宮)では6回に失策も絡んで4失点し敗れはしたが、5回まで1失点と力投した。
プロ9年間で107勝56敗、勝率6割5分6厘、防御率2・39、沢村賞2度など数々のタイトルを獲得して長年、チームを支えてきた。巨人が最後に日本一になったのは菅野の入団前年の12年。新たに3年契約を結んだ原監督の下、球団10年ぶりの頂点奪還へ来季も絶対エースがフル回転する。報知新聞社