『J2降格ラスト1枠は徳島…奇跡の逆転残留は叶わず 清水、湘南のJ1残留が決定』への皆さんの反応まとめ
奇跡は起きなかった。明治安田生命J1最終節が4日、各地で全10試合が行われ、徳島はホームで広島に2―4の敗戦。クラブ初の2年連続J1を目指したが、1年でJ2逆戻りが決定。残り1枠となった清水、湘南とのJ1残留争いに敗れ、コロナ禍による“異例のシーズン”は徳島、大分、仙台、横浜FCの4チームが降格することになった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により昨季は降格チームが無く、J2から徳島と福岡が昇格。J1は今季20チームとなったため史上初の4チーム自動降格となることが昨年11月に決定された。
そんな“特別なシーズン”は残り3節となっても降格チームが1つも決定せず。J1生き残りを懸けた争いは湘南、清水、徳島、大分、仙台、横浜FCの6チームによるサバイバルとなった。そして第36節終了後に大分、仙台、横浜FCのJ1史上初となる3チームの同日降格が決定した。
残り1枠となった降格争いは最終節までもつれることになり、降格圏の17位・徳島はホームで広島と対戦。残留圏ギリギリ16位の湘南はアウェーでG大阪と、15位・清水はホームでC大阪と激突した。
試合開始時点でJ2降格圏17位。逆転残留へは他会場の結果次第で、引き分け以上が最低条件だった。厳しい状況下だったが、前半11分までに2失点を喫してさらに窮地に追い込まれた。同36分にはCKから致命的な3失点目。後半開始からは3枚同時替えで攻撃陣に厚みを加え、同13分にDF岸本武流が目の覚めるようなミドルシュートを突き刺して反撃のノロシを上げたが、同20分には前掛かりになった隙を突かれ4失点目を許した。スタジアムは一瞬静まりかえり、名物応援の鐘の音だけが悲しく響いた。その後もボールを握って押し込む時間が続いたが、同35分のFW一美和成のヘディング弾まで。追い付く力は残されていなかった。
浦和の監督に就任したリカルド・ロドリゲス監督の後を受けて、今季からダニエル・ポヤトス監督が就任。ポゼッションサッカーの継続を目指したが、新型コロナの影響で新規外国人の入国が制限され、シーズン開幕は甲本ヘッドコーチが指揮を執るなど難しいスタートとなった。それでもチーム一丸で戦い最終節まで望みをつないだが、力が一歩及ばなかった。