「戦艦大和ノ最期」新たな草稿 神奈川近代文学館で初公開 2022-03-29 戦争末期の沖縄特攻作戦で、沈没した戦艦大和から奇跡的に生還した作家吉田満(1923~79年)の代表作「戦艦大和ノ最期」の改稿過程で執筆されたとみられる草稿が、29日までに見つかった。「巨艦送葬譜」と題され、原稿用紙73枚分。4月2日から神奈川近代文学館(横浜市)の特別展「生誕110年 吉田健一展」(5月22日まで)で展示される。 英文学者吉田健一(12~77年)の遺族から資料約5700点を2016年に寄贈された文学館が、特別展に向けた調査で確認した。吉田満が交流のあった吉田健一に英訳を依頼する内容の書簡などと共に見つかった。