近大元准教授 論文全26編のうち19編で盗用
近畿大によると、語尾や言い回しを変更したり、引用元が明記されていない部分が多数確認された。元准教授は「学生や関係者の皆さまに申し訳ない」と謝罪、盗用を認めているという。
令和元年5月、引用元の書籍の出版社から近畿大に指摘があり発覚。大学の調査で、民法などの学生向けテキストや市販の書籍で無断転載が確認され、同年8月に論旨解雇の懲戒処分とした。
会見した藤原尚副学長は「盗用箇所の分量も多く、盗用先も複数の研究者が執筆した論文などに及んでおり悪質性は高い」と説明した。