【「秋ひとえ」のシックな着物コーデ】9月は爽やかに&秋の気配をプラス
今回ご紹介するのは、秋の気配と涼感の両立をかなえる「秋ひとえ」を主役にしたコーディネートです。
撮影=水田 学(NOSTY) ヘア&メイク=光倉カオル(ダイナミック) 着付け=小田洋子 モデル=五明祐子 撮影協力=茶寮 一松 『美しいキモノ』2022年夏号より
シボの強い織り生地は肌にさらりとした触感が暑さの残る時季に向いています。濃い緑に赤いダイヤ柄を中心に置いた曲線模様を織り出した個性的な織りの着物です。目の粗いざっくりとしたなごや帯を合わせて軽やかさをプラス。友人とのランチなどへ。
<写真>着物と帯(とみひろ tel.03-6450-5763) 帯〆(渡敬 tel.075-221-1708) 帯あげ(みふじ/加藤萬 tel.03-3661-7747) バッグ31,900円(熊野洞ギャラリー tel.022-223-5897)
すっくと伸びる木賊(とくさ)を表した趣味性の高い濃い地の紗合わせの訪問着。季節感を強調しない植物なので春ひとえ、秋ひとえ、どちらの期間にも着用できます。残暑の時季、濃い地の着物には、白地の紗袋帯を合わせて涼趣を取り入れるとよいでしょう。
<写真>着物(最上 tel.03-3666-8537) 帯(菱屋善兵衛/木野織物 tel.075-414-0881) 帯〆と帯あげ(絞彩苑種田 tel.0120-009-331) リング902,000円(シンティランテ/イセタン サローネ東京ミッドタウン tel.03-6434-7975) バッグ99,000円(ジミー チュウ tel.0120-013-700)
どちらも地色が濃い色の着物です。もうすぐ秋とはいえ、まだまだ暑いこのころ、濃い色の着物には帯や小物は淡色や白で爽やかさを加えて装いたいものです。