Tokyo Gendaiの会期中に寺田倉庫が「TENNOZ ART WEEK」を開催
のオフィシャルフェアパートナーである寺田倉庫が、フェア開催期間中に天王洲でコラボレーション企画として「TENNOZ ART WEEK」を開催する。
天王洲は、都心や羽田空港からの交通の利便性が高くアクセスしやすいエリアであり、TERRADA ART
COMPLEXなどの芸術文化発信施設が集積し、美術品の国際流通を促進するための保税倉庫・保税ギャラリーも展開している。この企画は、アートフェアの開催にあたり国内外から集まるアートコレクターを天王洲に誘い、日本と海外のアートシーンをつなぐことでアート市場の活性化と国際的な文化観光の促進を目指すものだ。
女性性を核に身体性、ジェンダー、記憶、儀式など異なるテーマを横断し、従来の形式にとらわれない舞台、映像、インスタレーションを創作してきた向井山朋子による新作インスタレーション・パフォーマンス《figurante》は、7月7日~9日に寺田倉庫G3で開催。ピアニストでもある彼女は作品が立ち上がる時空における観客との関係につねに関心を持ってきており、今回の作品では、観客を舞台の縁があいまいな空間へ、表現者との境界もが次第に溶け出していく時間のなかへと誘う。
8月27日までWHAT MUSEUMで開催中の、コレクター・高橋龍太郎のコレクションを紹介する展覧会「ART de チャチャチャ
ー日本現代アートのDNAを探るー」では、Tokyo
GendaiのVIPに向けた日英同時通訳付きの特別ガイドツアーが行われ、また7月7日~9日の期間中は夜間特別営業として21時まで開館時間を延長する。
一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)は7月7日~10日にWHAT CAFEとT-LOTUS
Mの2会場で特別展「CADAN:現代美術2023」を開催。現代美術を純粋に鑑賞するという原点に立ち返る本展では、日本の現代美術シーンを代表する各メンバーギャラリーがアーティストの個展形式でプレゼンテーションを展開する。
また、TERRADA ART COMPLEX内にあるBONDED
GALLERYではWOWによるインスタレーション作品《Render》と《Refraction》を展示。上記のT-LOTUS
Mでは、《Render》と連動した作品がルーフトップの帆に投影され、視覚情報を紐解くことで浮かび上がる光や線、境界を抽象化して映し出し、そこから生まれるイメージとの対峙を試みる。
なお、TENNOZ ART WEEK期間中にTERRADA ART COMPLEXではカクテルパーティ、PIGMENT
TOKYOでは純金箔を使って金碧画を制作するワークショップなど、VIP向けのイベントも予定されている。