古典の日文化基金賞に朗読劇団など選出 京都
また、今回から次世代の日本文化を担う若者たちの古典文化活動を励まし顕彰する「未来賞」が設けられ、宇治っ子朗読劇団☆Genji、京都府立鳥羽高校披講研究部、津屋崎臨海学校実行委員会の3団体を選出した。
知里森舎と札幌大学ウレシパクラブは文学・思想分野で共同受賞。伝統芸能・音楽分野は淡路人形座、美術・生活文化分野は日本美術史家のクリストフ・マルケさんが受賞した。
授賞式は9月2日、京都コンサートホール(左京区)で、賞顕彰委員会名誉総裁の三笠宮家の彬子さまご臨席の下で開催され、受賞者には賞金100万円(未来賞は賞金30万円)が贈られる。また、「古典の日に関する法律」制定10周年を記念して雅楽師の東儀秀樹さんと典親さん父子が会長特別表彰に選ばれた。
古典の日文化基金賞は令和2年、日本人の感性や知恵の源泉となっている古典に焦点を当て、その魅力を継承、発展させていこうと創設された。※ウレシパクラブの「シ」は小さい「シ」(梶原紀尚)