白井晴幸「COPY | RAYS | VIEW」展、奥渋の新ギャラリーで開催中
白井は東京生まれの写真家。特異な技法やシチュエーションを創造し、独自のアプローチによって写真を考察しながら、写真が持っている記憶の文脈を解体・再構築することで意味を問い直し、幻影としての写真の再現を試みている。本展では、白井のコピー機を使った初期作から、スリットカメラの技法を用いた近作までの軌跡が紹介される。
また本展の会場となる「HECTARE」は、写真家・内田遥平、映画監督・内田俊太郎が奥渋エリアにオープンしたばかりのアートギャラリー。写真・絵画・彫刻・器に至るまで幅広い文化芸術を発信していく。ヘクタール(ha)とは土地などの面積に使われる単位。土地を開拓するように、やがてアートシーンにおいて「ヘクタールほどの広大な地を築いていきたい」という想いがギャラリー名に込められている。