是枝氏ら映画監督有志が映連に提言 ハラスメント相談窓口など4項目
提言書では、大手映画会社の団体である映連に「労働環境保全・ハラスメント防止に向けた改善策を打ち出す社会的責務がある」として、①声明の発表②実態の調査と検証③具体的施策の実施④第三者機関による相談窓口の設置――を求めている。
有志の会は、是枝裕和、諏訪敦彦、西川美和各監督ら6人で作られ、映画業界の改革のために映連と協議を重ねている。週刊誌で撮影現場の性被害が報じられた後、今年3月18日に「映画監督の立場を利用した暴力に反対する」との声明を発表。同24日には、フリーランス労働者の契約書について検討中の文化庁に、ハラスメント問題の調査、検証の必要性を申し入れた。【勝田友巳】