師走点描 埼玉・狭山市でたこ作り・たこ揚げ お正月間近
作ったのはひし形の「ダイヤカイト」や、長方形の「角だこ」。「日本の凧(たこ)の会」に所属する同市在住の中川五郎さん(76)が指導した。
参加した小学生は、来年の干支のうさぎや特撮作品のキャラクターなど、思い思いのデザインを描いた紙に、骨組みや揚げ糸を取り付けて完成させ、隣接する小学校で揚げた。風の具合もちょうどよく、大空に作りたてのたこが並んだ。
1年の尾ケ井千明さん(7)は「(糸の長さの)限界まで揚がって楽しかった」と喜んだ。中川さんは「買ってきたものではなく、作ったたこが揚がれば違う喜びがある。少しでも作る楽しさを体験してもらえれば」と目を細めた。