職人の創造と革新に触れる『エルメス・イン・ザ・メイキング』展が京都に上陸!
『エルメス・イン・ザ・メイキング』展は、〈エルメス〉の職人たちの手しごとを通じて、そのクラフトマンシップに宿る創造と革新に触れることができる展覧会だ。2021年の、コペンハーゲンでの開催を皮切りに、トリノ、トロイ、シンガポールなど、世界各都市を巡回しており、今後も新たな都市を巡る。
今回の開催は、日本の伝統的な技術を次の世代へと伝承してきた職人が生き続ける街・京都が舞台。過去から現在、そして未来へも継承されるものづくりの地と、エルメスが世代を超えて大切に紡いできたクラフトマンシップのより深い共鳴が期待できそうだ。
『エルメス・イン・ザ・メイキング』展の最大のポイントは、〈エルメス〉のさまざまなメチエ(製造部門)を代表する職人が、愛用の道具、素材、そして専門知識を携えて、フランスから、古都・京都にやってくるというもの。彼らの比類なき技術や工夫、お気に入りの素材、培われたノウハウなど、職人たちの手しごとのそこかしこに、〈エルメス〉のフィロソフィーや、1837年の創業以来綿々と築きあげてきたこだわりを垣間見ることができるはずだ。
同展は、「クラフトマンシップの伝統と文化」、「すばらしき素材」、「ものづくりの地に宿る力」、「“時” はエルメスの友」の4つのテーマで構成される。職人のアトリエさながらの落ち着いた展示空間では、職人技を目の当たりにできるほか、ワークショップ、多彩な体験型のアニメーション、持続可能な発展への〈エルメス〉ならではの取り組み方を描いたドキュメンタリー『Footsteps across the World 世界をめぐる足跡』(監督:フレデリック・ラフォン)シリーズの上映など、訪れる人が興味や関心に合わせて、思い思いに〈エルメス〉のものづくりを体感できる。
リズミカルな色に導かれながら会場を巡れば、あちこちで遊び心あふれるユニークなアクティビティが待っている! 好奇心の赴くままに会場を巡り、〈エルメス〉が誇るクラフトマンシップを、心ゆくまで体感したい。
〈京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階〉京都市左京区岡崎円勝寺町124。11月22日~27日。10時~18時(入場無料、オンライン予約制)。TEL 0120 375 040(『エルメス・イン・ザ・メイキング』展 お問い合わせ窓口。10時~18時)