全国学力テスト実施 中学で4年ぶり英語
令和3年度から実施されている新たな学習指導要領の元で初実施となった中3英語は、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測る問題構成。「読む・書く」は筆記試験で、「聞く」は音源を聞いて答えを書き込み、計45分間。「話す」は各生徒がヘッドセットを着用して学習端末に音声を録音した上で文科省のシステムに送信する形式で5分間行った。ネット環境の不具合を避けるため、18日は約500校のみが実施し、残りは5月26日までに分散して行う。「話す」の都道府県別平均点は公表しない。
元年度のテストで初めて英語が追加された際には、パソコンが整備できなった約500校(約5万3千人)が実施を取りやめるなど、課題が残されていた。
全国学力テストは平成19年度に始まった。国語と算数・数学の2教科を基本とし、おおむね3年ごとに理科や英語が加わる。児童生徒に生活習慣や学習時間を尋ねるアンケートも行い、参加者の4割ほどは従来の紙ではなく学習端末で回答した。