『韓国市民団体が「独島」バッジを作成 「五輪憲章」無視、東京五輪で“宣伝”か』へのユーザーの意見まとめ
【写真】竹島が日本領記載の19世紀ドイツ製地図
6月28日、韓国の反日市民団体「VANK」はフェイスブックに、朝鮮半島を中心にして「Dokdo(独島)」「EAST SEA(日本海、韓国名・東海)」と大きく書かれたバッジの画像を掲載、「東京五輪で独島を世界に宣伝します!」などと投稿した。
聯合ュースによれば、作成されたバッジは2000個で、大韓体育会(韓国オリンピック委員会)に寄付するという。
五輪憲章は「いかなる種類のデモンストレーションも、いかなる種類の政治的、宗教的もしくは人種的な宣伝活動は認められない」と定めている。
スポーツライターの小林信也氏は「もしバッジを韓国選手団が着用したとすれば、政治的な行動として五輪憲章に抵触する可能性が十分にある」と指摘した。
IOCは今月2日、五輪憲章第50条の規制を一部緩和し、競技会場内でも選手入場時や紹介時の表現行為を容認した。だが、国や組織、人を標的にしないこと、妨害行為とならないことなどが条件で、表彰式や開閉会式での表現が処分対象となることは変わらない。
竹島をめぐっては、東京五輪の公式ホームページの地図に表示されているとして大韓体育会が国際オリンピック委員会(IOC)側に抗議の書簡を送り、次期大統領選に出馬表明している李洛淵(イ・ナギョン)元首相らがボイコットに言及するといった騒動になった。しかし、韓国メディアによれば、IOCは「政治的な宣伝とはいえない」と韓国側の主張を一蹴していたという。
VANKは「IOCが日本政府の操り人形」と揶揄(やゆ)するポスターを作成して“反日”をあおっているほか、五輪で旭日旗を使用しないよう求める署名もネット上で集めるなどしている。
2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式では、韓国と北朝鮮が合同で入場行進した際、「統一旗」から竹島を外したが、北朝鮮応援団は竹島の入った統一旗を振っていた。アイスホッケー女子の南北合同チームが強化試合を行った際にも竹島入りの旗が掲げられ、日本政府が抗議するという経緯もあった。
五輪の政治利用はいい加減にしたらどうか。