360万人超が注目、日常の見え方が変わる!? 田中達也さんのおもしろアート
今回は岡山シティミュージアム(岡山市)で8月31日まで開催中の特別展「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」会場にて田中さんにインタビュー。アイデアの原点や、作品の楽しみ方について聞いてきました。
会場には、写真作品やミニチュア立体作品など、新作を含めて約170点が展示されています。
気球になって空を飛ぶレタス、海水浴場になったスポンジなど、日用品とジオラマ人形を使って、ミニチュア視点で日常のものが別のものに見立てられています。これが、田中さんの作品の特徴です。
「その日の気分で、例えば食事で何を食べたいか、くらいの感覚で作っています」
今回は岡山での開催ということで、岡山特産のマスカットと白桃をトランプに見立てた作品も登場しています。
「最初は、トランプの数字もマスカットと同じ緑にしていたんです。でもそれではトランプに見えなかった。そうなると『見立て』の意味がなくなるんですよね。だからトランプの数字は元の色のままなんです」
田中さんは、2011年から日用品とジオラマ人形をモチーフにして、日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」をインターネット上で発表し、雑誌やテレビなどのメディアで話題となりました。
以来、インターネットで作品を毎日かかさず発表しています。毎日発表することに苦労はないのでしょうか。
「よくアイデアが出てこなくて困ることはないかと聞かれますが、1000以上のストックがあります」
例えば、日用品がたくさんあるコンビニやスーパー、100円均一の店などはたくさんの物が陳列され、刺激がたくさんあると話します。何かを見て刺激をうけることで、アイデアが出てくることが多いそうです。
「日常生活で浮かんだアイデアはスマホにメモするようにしています。アイデアを毎日考えるということは筋トレに近い感覚ですね」
同じホチキスの針がモチーフでも、ものすごく小さい人のスケールから見ると、ホチキスの針はビルに見えたり、ちょっと人を大きくしていくと本棚に見えたり、ホチキスの針を横にするとエスカレーターのステップに見えたりする。
作品を毎日作って発表することは、アイデアに深みを与えたり、驚きのあるアイデアをより探すために、必要なことだと思っているそうです。