最新技術との融合で伝統工芸の未来を拓く。注目のプロジェクトに「真多呂人形」が参加
このプロジェクトに、木目込み人形の正統伝承者として唯一の認定を受けている、真多呂(またろ)人形も参加。
江戸元文年間(1736~1741年)、京都・上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が神具を作った余材を木彫りし、そこに溝を彫って神官の衣装の端裂を入れ込んだことから始まった木目込み人形。
その技術と現代のAI技術が融合し、新たな作品が生まれました。
東京国立博物館所蔵の縄文土器の複雑な造形を3Dプリンターで立体的にデザインし、“縄”に見立てた紐を溝に施すという、木目込みの技法を応用した小物。
こうした伝統工芸品の未来につながる取り組みに、これからも注目していきたいプロジェクトです。
真多呂人形会館ショールーム
東京都台東区上野5-15-13
TEL 03(3833)9662
営業時間 9時~17時30分
定休日 第2・4・5土曜(7月~9月は全土曜)・日曜・祝日
https://www.mataro.co.jp/
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。