囲碁の上野立葵杯が史上初の若鯉杯連覇 コロナにも負けず
上野女流立葵杯は「連覇を目指して頑張ってきた。すごいメンバーの中で優勝できて、光栄に思う」と喜びを語った。
予選を勝ち抜くなどした16人がトーナメント形式で対戦。上野女流立葵杯(四段)は26日に大表拓都三段(26)と平田智也七段(28)に勝利。27日の準決勝では小山空也五段(26)を破るなど、年長者を打ち負かした。決勝では中盤で優位に立つと、そのまま押し切り176手までで白番中押し勝ちした。
昨年54勝25敗で、女性棋士で初めて年間最多勝・最多対局に輝いた上野女流立葵杯は、今年も50勝(20敗)に一番乗りした。18日には新型コロナウイルスに感染していることが判明。19日に名古屋市でのイベント対局に出場予定だったが、取りやめに。「コロナになって悲しかったけど、詰め碁を解いていた」という切り替えで、今月7日以来の対局を勝利した。