永瀬王座がベスト8進出 ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント
永瀬王座は次局で、ベスト4進出を懸けて西田拓也五段(30)と対戦する。
永瀬王座は第87期棋聖戦五番勝負で、当時の羽生善治棋聖(51)に挑んだが2勝3敗で惜敗。前期も挑戦者決定戦まで進んだが渡辺明名人に敗れた。今期は決勝トーナメントからの登場だ。
丸山九段も第74期で棋聖戦五番勝負に登場。しかし、当時の佐藤康光棋聖(52)に3連敗のストレート負けを喫した。今期は2次予選から出場し、決勝トーナメント入りを果たした。
振り駒で永瀬王座が先手となり、午前10時に対局開始。丸山九段が得意とする一手損角換わりを採用すると、永瀬王座も早繰り銀から仕掛けた。その後、互いに陣形整備を進める中、主導権を握った永瀬王座が好調な攻めを展開。手厚い攻めで後手玉を追い詰める永瀬王座に対し、丸山九段が午後7時4分、投了を告げた。