埼玉入試最新動向 中学入試 栄光ゼミ担当者に聞く
受験生の多くは東京を中心とする県外の受験生です。1月10日が入試解禁日となり、多くの学校で入試を行います。中でも栄東は入試初日に5千人以上の受験生が集まり、首都圏最大規模となっています。また、立教新座、浦和明の星女子、淑徳与野、大宮開成、開智、埼玉栄、獨協埼玉は1回の入試で1千人以上の受験生が集まる人気校です。
千葉県の一般入試解禁日が1月20日、東京都と神奈川県の入試解禁日が2月1日と続き、多くの受験生が県をまたいで複数校受験します。したがって各学校は定員を大きく上回る合格者を出し、県内の倍率は全体で1・6倍程度になります。チャンスは多くあるため、志望校を複数考えて受験に臨むことが大切です。
県内の公立中高一貫校は県立伊奈学園、さいたま市立浦和、同市立大宮国際、川口市立の4校です。1月中旬の土曜日(大宮国際は日曜日)に一次選抜、翌週の土曜日に二次選抜が行われます。定員がそれぞれ80人(大宮国際は160人)に対し、毎年数百人の受験生が集まります。思考力・分析力・表現力を問われる適性検査が特徴で作文や面接もあり、これらの対策を十分に行う必要があります。高倍率となるため私立校と併願する受験生も少なくありません。国立中は埼玉大附属の1校で2月1日に入試が行われます。(栄光ゼミナール中学入試責任者・藤田利通、公立中高一貫校受検責任者・宮田篤史)