『広島の懸案事項は大瀬良&九里のFA流出 「他球団に行かないで」とファンから悲痛な叫びが』へのユーザーの意見まとめ
【選手データ】大瀬良大地 プロフィール・通算成績・試合速報
チームの戦力を整えなければいけない中、このオフは大きな懸案事項がある。主力選手の他球団への流出だ。不動の四番・鈴木誠也は今季打率.317、38本塁打、88打点で2度目の首位打者、最高出塁率(.433)の2冠を獲得した。メジャーの数球団が獲得に向けて熱視線を送る。ポスティングシステムで移籍の可能性も十分考えられる。球界屈指の強打者に代わる選手はいない。全員でその穴をカバーしなければいけない中、失点を防ぐために投手陣も強化しなければいけない。そこで、去就が注目されるのが今季中にFA権を取得した大瀬良大地、九里亜蓮の両右腕だ。
今季から投手キャプテンを務める大瀬良は3年連続3度目の開幕投手を務め、23試合登板で10勝5敗、防御率3.07。昨年は度重なる故障で5勝に終わり、9月に右ヒジのクリーニング手術を受けた。復活を期した今季は4月に右ふくらはぎを負傷して戦線離脱。5月中旬に一軍復帰以降も7試合連続登板で白星なしで苦しんだ時期もあったが、8月以降は7勝と力感あふれる投球を取り戻した。2年ぶりの2ケタ勝利をマークし、復活を印象付けた。
誰もが認めるエースは残す数字以上にチームへの貢献度が高い。人格者で知られ、後輩たちに慕われる。野球に向き合うストイックな姿勢は良きお手本だ。「大瀬良の存在なくして広島は頂点に立てない」。地元のテレビ関係者がそう断言するほど、その存在感は絶大だ。初の2ケタ勝利で最多勝獲得広島・九里亜蓮 大瀬良と同期入団の九里は大ブレークの年になった。スライダー、カットボール、ナックルカーブ、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと多彩な変化球を武器に、得点圏に走者を背負っても粘り強く投げて大崩れしない。18年以降に先発ローテーションに定着して2ケタ勝利になかなか届かなかったが、今季は25試合登板で13勝9敗、防御率3.81。自身初の最多勝のタイトルを獲得したことは、大きな自信につながるだろう。
「大瀬良と九里は互いの存在を励みに切磋琢磨してきた。今後も同じチームでプレーしたい気持ちもあるでしょう。一方で、野球人として高く評価してくれる他球団の話を聞きたいのも事実。大瀬良の動向が九里の決断に影響を及ぼすように、その逆もあり得る。もちろん、この2人が流出したらチームにとっては大打撃です」(スポーツ紙記者)次ページは:広島にはFA流出の歴史前へ12次へ1/2ページ