『補助金目当てで「まん防」を歓迎する“意識の低い”飲食店のさもしさ』へのみんなの感想まとめ
【写真】昨年の緊急事態宣言発令時には閑散としていた飲食店街 * * *
先日、とある地方都市の「街の事情通」的な人と話していたところ、「早くまん延防止等重点措置(以下、まん防)か緊急事態宣言を出してもらうよう、小規模飲食店の人が市役所に連絡した」という話を聞きました。まん防か緊急事態宣言の必要性を市役所に訴え、そこから県庁に上げてもらい、知事から国に要請をしてもらいたいとのことです。 これを聞いた瞬間、「自分がよく行く店の人たちはこんなこと思っていないのに……」と困惑してしまいました。私は生粋の呑兵衛のため、もうこの28年ほど飲み屋に行きまくっています。そして常連になるような店の店主や店員は皆、客が喜ぶ姿を見たいと言っていますし、客に「おいしかったです。また来ますね」と言われることが何より嬉しいと感じるような方々です。 その一方で、「まん防と緊急事態宣言を出してもらいたい」という店の人の言い分は、「そうなれば、店を時短営業ないしは休業すれば、1日に3万円とか4万円とかの補助金もらえるから、むしろありがたい」というもののようです。補助金は店の売り上げ規模にかかわらず一律ですから、地方の小規模な店ほど、「休んだほうが儲かる」というおかしな状況になっています。「働かざる者食うべからず」という言葉をまったく理解していない税金・補助金頼りのグータラな発言だと思いますが、一部の“意識が低い”飲食店はこのような感覚を持っているのが現実のようです。次ページは:「店に出ることが自分にとって楽しいこと」前へ12次へ1/2ページ