高松塚壁画 保存展示施設 令和11年度までに新設へ
極彩色壁画を保管している現在の文化庁の施設は同村の国営飛鳥歴史公園内にあり、一般公開も年4回行われているが、あくまで壁画修復用の臨時のものという位置づけだ。
構想案によると、新施設の建設予定地は、もろくなっている壁画の移動距離をできるだけ短くするため、現施設周辺を検討。国宝・キトラ古墳壁画を保存展示している同村の施設と同様、文化庁と公園を管理する国土交通省が共同で整備する構想が浮上している。
高松塚壁画などについて6年の世界遺産登録を目指している森川裕一・明日香村長は「世界遺産を解説するセンターとしての役割を持たせ、できるだけ早く整備してほしい」と話した。