歌舞伎座がある東銀座に、新たなアート・プラットフォームが誕生。「マイナビアートスクエア」が東銀座にオープン。
オープンを記念したこけら落とし展示として、キュレイトリアル・コレクティヴ「HB.(エイチビー)」がプロデュースする「Happy Birthday」展を開催する。会期は7月27日~9月16日。
HB. は髙木遊、立石従寛、月嶋修平、三宅敦大によるキュレイトリアル・コレクティヴ。
今回の展示はこれからの展示空間の在り方と可能性を考察し、提案することを目指すもの。アート施設としてどの様な「空間」が存在し得るかを、空間や什器のデザインを再考などを通して考えるものとなるという。
開催に際して、以下のステートメントを発表している。
「1929年にMoMAが完成して以降、美術館をはじめとし、ギャラリーもホワイト・キューブという白壁の空間として作られることが多くなりました。これは一つには、作品以外の情報を空間から廃して、作品それ自体をニュートラルに見せるためのシステムです。
ですが、今ではこうした目的はわすれられ「展示空間=白い壁のある空間」ということだけが一人歩きしているようにも思います。そうした反省もあってか、最近では単なるホワイト・キューブではなく、機能面から美術館建築を考えるような「プログラム建築」へと移行するような流れもあります。
本企画は、「これからの展示空間の在り方と可能性について」考察、提案をする展覧会です。
昨今様々なアートスペースが乱立している東京にあって、今/これから求められている/いくのはどんなスペースなのか、そして様々な人々や企業のつながりの場を創出する「仲介者」でもあるマイナビが運営するアートスペースだからことできることはなんなのかということを、キュレイトリアル・コレクティブHB.とインストーラーTRNKという「アートと観客の仲介者」のコラボレーションにて、空間や什器デザインという側面を中心に、展示、提案していきます。
この新しいスペースの誕生を皆さんと一緒に祝うことのできるような展覧会を目指します。」