直木賞に永井紗耶子さんと垣根涼介さん 永井さんは産経新聞に小説連載
受賞作「木挽町のあだ討ち」は江戸時代のとある芝居小屋が舞台。武家生まれの美少年が成し遂げた見事な「あだ討ち」の真相をミステリータッチで描く。
2度目の候補で直木賞に輝いた永井さんは昭和52年生まれ。横浜市出身、同在住。慶応大文学部卒業後、新聞記者やフリーライターを経て、平成22年に作家デビュー。「商う狼 江戸商人 杉本茂十郎」で新田次郎文学賞などを受賞。今年、「木挽町のあだ討ち」で山本周五郎賞を受けた。1月から産経新聞で連載している歴史小説「きらん風月」は20日に最終回を迎える。
贈呈式は8月下旬、都内で開かれる。賞金は100万円。