台北の注目アートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」が5月開催。今年の見どころをピックアップしてご紹介!
台北當代には今年90のギャラリーが参加。東アジアにおける現代アートの重要な拠点として国際的なギャラリーを紹介するとともに、台北やローカルエリアの著名ギャラリーで台北アートシーンの今を知ることもできる。日本からはアートフロントギャラリー、カイカイキキギャラリー、KOTARO NUKAGA、MAKI Gallery、ミヅマアートギャラリー、nca | nichido contemporary artなどが参加。
ギャラリー部門に加え、今年は特別部門やパブリックプログラムにも見どころが多数。新進気鋭のアートを紹介する「Edge」、歴史を参照しながら見る者に思索を促すキュレーションが特徴の「Engage」のほか、大規模な没入型インスタレーションを紹介する「Node」など、美術展さながらのダイナミックな作品が集まる。
トークイベント「Ideas Forum」では、「The Extraterritorial(=治外法権の意)」をテーマにジョーイ・タン(Jo-ey Tang)、岩田智哉、ウォン・ビンハオ(Wong Binghao)、Sun A Moonらキュレーターや研究者17名が参加予定だ。
多彩な台北カルチャーに触れたいなら「Taipei Platform」へ。このコーナーでは文化従事者や出版社のスタッフ、アーティストらが上映会、ワークショップ、ポップアップイベント、特別にキュレーションされた読書エリアをオープン。想像力を刺激されること間違いなしだ。
アートフェアをじっくり楽しみたいなら、希望者を対象にガイドツアーに参加するのもいいだろう。子供連れ家族のための特別なキッズツアーもあるため、家族旅行で訪れるのもいいかもしれない。休憩には、台湾の人気飲食店「心潮飯店(sinchao RICE SHOPPE)」とコラボレーションしたポップアップダイニングへ。持続可能性をテーマにしたフェア限定のヴィーガン、ベジタリアン料理を楽しめる。
コロナ禍以前のように再びアクセスがしやすくなった台北エリアで、新進アートフェアの活況を体感してみてはいかがだろうか。