裏側や底部も…土器をぐるっと360度観察 群馬県が3Dデータ公開
今回公開されているのは、三原田遺跡(群馬県渋川市赤城町)から出土した縄文土器を中心に30点。縄文時代中期(約5000年前)の群馬の特徴的な土器とされる「三原田式」をはじめ、関東一円で見つかっている「加曽利E式」、長野県などで出土する「勝坂式」といった他地域との交流を物語る土器も紹介されている。
県文化財保護課によると、今年度は弥生時代、2024年度は古墳時代から古代(奈良~平安時代)の出土品の3Dデータ化を進め、計100点を公開する予定という。
公開は、三次元コンテンツサイト「スケッチファブ」を利用している。アカウント名は「群馬県埋蔵文化財調査センター」、URLはhttps://sketchfab.com/gunmabunkazai。利用は無料だが、データ通信量が大きいためスマートフォンなどはWi―Fi(ワイファイ)環境での利用を推奨している。【増田勝彦】