銀幕の名優、鉛筆で描く 独学の78歳 喫茶店での展示が話題に
同市出身の谷さんは中学生の頃、桐生西宮神社の西宮大祭(えびす講)で画用紙に似顔絵を転写する出店を訪れ、自身も写実画を描くようになった。映画好きだったことから当時の洋画スターを描き始め、近所の喫茶店に展示すると、すぐに話題になったという。
中学卒業後に地元の企業に就職。約30年は写実画を描くことはなかったが、退職を機に作品作りを再開し、20年弱の間に400点以上を生み出した。
「誰かに師事することなく独学で描いてきた。ミリ単位で正確に描くことが信条で、似顔絵にありがちなデフォルメ(変形)は一切していません」と笑顔で話す。
入館料は高校生以上150円、小中学生50円。開館時間は午前9時~午後5時(月曜と20、21、27日は休館)。