「JINS Design Project」第6弾はパトリシア・ウルキオラのメガネ!
〈JINS〉がミラノを拠点に世界で活躍するデザイナー、パトリシア・ウルキオラと協業したメガネ「HILO JINS×Patricia Urquiola」4型12種が発売となった。
「JINS Design Project」は、デザイン界の第一線で活躍するクリエイターとの対話を通じ、「メガネのあるべき姿」を新たな視点で掘り下げることで、“メガネを本質からデザインする”プロジェクト。〈JINS〉が2017年にスタートした新たな試みだ。これまでもジャスパー・モリソンやミケーレ・デ・ルッキら世界的な巨匠たちと協業し、独創性が高く、洗練されたデザインのメガネを手に入りやすい価格で提供してきた。
ロナン&エルワン・ブルレックとコラボした第5弾から実に2年半ぶり、待望の第6弾ではパトリシア・ウルキオラとの協業を果たす。ウルキオラは、ミラノを拠点に活躍する建築家・デザイナー。2015年からは〈カッシーナ〉のアートディレクターを務めるなど、現代のデザイン界を率いる中心的存在だ。
実現まで4年を費やしたという今回の協業にあたりウルキオラは、「サステナブル」というキーワードにこだわった。そんな中打ち出されたのが、彼女が生まれ育ったスペインの言葉で「糸」を意味する、「HILO」(ヒロ、スペイン語でイロと読む)というコンセプトだ。「HILO」とは、一本の糸、連なる線、ある流れによってつなげられていくもの──、つまり未来に向けた意識や行動が行われていることの象徴を意味する。今回のプロジェクトでは、素材、そして、流れるようなフォルムのデザインに、その思想が余すことなく反映されている。
素材には、100% 石油由来の素材ではなく、植物由来の油(ひまし油)45%を含んだ環境配慮型のバイオ素材を選択。サステナブル製品の課題でもある美観と強度、どちらも妥協することなく、ウルキオラの個性が存分に感じられる発色の美しさを実現し、同時に、耐久性・柔軟性を備えた一本に仕上げた。素材探しに加え、実用化のためのさまざまな検証に1年以上の時間をかけたという。